平成25年度九州大学司法研修講座(後期:第3部・第4部)を開催しました。
第3部は、2月15日、親族法がご専門の小池泰先生に「離婚に関する諸問題」についてご講義頂きました。離婚の成立要件からその効果に到るまでを丁寧に解説いただきました。また、最近の最高裁判例、昨年1月に改正があった家事事件手続法や子の親権、養育費、ハーグ条約、財産分与、DV等様々な問題も講義いただきました。参加者からは、離婚について基本的な理解ができて頭がすっきりしたとの感想が寄せられました。
翌日2月16日は、第4部「民法改正が司法書士業務におよぼす影響について」ー物権変動を中心としてーと題して、七戸克彦先生にご講義頂きました。民法改正は、平成26年の通常国会にて可決・成立を目指しているようです。要綱案のたたき台を分かり易く丁寧に解説して頂きました。民法改正は、司法書士業務への影響が非常に大きいです。さらに民法改正の研修を取り組まなければならないと痛感しました。