5月24日に福岡国際会議場において開催された日本精神神経学会学術総会に
参加しました。本学会は、3日間に渡り行われる、医師、保健師、精神保健福祉等の
方々数千名が参加される大規模な学会です。
福岡県司法書士会は、シンポジウム「自殺未遂者支援対策の現状と課題-各地の実践を中心に-」において、ベッドサイド法律相談の取組について報告をしました。報告後は、いろいろな方から賛辞をいただき、多くの医療関係者に対して司法書士会の取組をアピールすることができました。
出会い系サイト・アダルトサイトトラブル110番報告
3月17日に「出会い系サイト・アダルトサイトトラブル110番」開催いたしました。
当日は、地元テレビ局の取材もあり、相談会当日は、架空請求、アダルトサイト、出会い系サイトに関するご相談など計9件の相談が寄せられ、トラブルの予防や解決に向けた助言をさせていただくができました。
また、当会では、以下のとおり、インターネットに関するトラブル全般についての常設相談電話を設置しております。お困りの際は、ぜひご活用ください。
日時:毎週水曜日 午後4時~6時 (祝日・年末年始はお休みをいただきます)
電話番号:092‐714‐0616
なお、インターネットに関するトラブルについて、Q&Aをまとめております。
ぜひご覧ください。
インターネットトラブルQ&Aはこちらhttp://www.fukuokashihoushoshi.net/netqa/
県境合同相談会のご報告
平成25年3月9日、10日の二日間、大分県中津市耶馬溪町で開催された県境無料相談会を実施しましたのでご報告いたします。
今回の無料相談会は、九州ブロック司法書士協議会の主催による、司法サービスの提供が充足しているとは言えない県境山間部地域の市民を対象とした登記、相続、成年後見、債務整理、消費者被害及び災害被害等の無料法律相談会として行われたものです。
本相談会が開催された中津市耶馬溪町地区は、人口4000人弱、中津市の中で最も面積が広く、そのほぼ全域が山間部で、市内でも高齢化率の高い地域となります。ここを開催場所として選んだ理由は、耶馬溪町で開業する司法書士はなく、隣接する他の旧下毛郡の地域からのアクセスが比較的容易であること、そして平成24年7月の九州北部豪雨により甚大な被害を被った地域であること、が挙げられます。
相談会では、二日間で13名の方の相談をお受けすることができました。高齢化率の高い地域であることを反映してか、その多くが70代以上の方でした。近くに相談する相手がおらず困っていたので、相談会を開いてくれて助かった、という方が多くいらっしゃったことが印象に残っています。
相談内容は、司法書士の主要業務である不動産登記に関するものが多く、中でも相続登記に関するものがその半数近くを占めました。何年もの間、問題を抱えたままになっていた方もありましたので、司法過疎地域における司法サービスの提供がまだまだ不足していることを改めて感じさせられました。
「青少年法律講座」in 平岡介護福祉専門学校 ~筑後支部~
平成25年2月21日、11時より学校法人平岡学園 平岡介護福祉専門学校に、法律講座に行ってきました。将来介護職に就かれる生徒さんが多いということで、通常の法律講座に加え、成年後見講座も行いました。生徒の皆さんは興味津々といった感じで熱心に受講してくださり、講義後はいくつか質問も出ました。会社設立についての質問や成年後見についての質問でした。
「ベッドサイド法律相談事業」について
福岡県司法書士会では、誰も自死に追い込まれることのない社会の実現に寄与するために、2010年より、「ベッドサイド法律相談事業」を実施しています。
2012年8月28日、政府により見直された「自殺総合対策大綱」が「誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指す」との目標や「自殺や多重債務、うつ病等の自殺関連事象」への偏見をなくす活動の重要性に加え自殺未遂者支援のための再度企図を防止する取り組を強化するとした閣議決定がなされました。
当会の実施する「ベッドサイド法律相談事業」とは、主に自殺未遂をされた方が経済的問題を有する場合に、福岡市との協働により福岡大学病院をはじめ福岡県下の複数の医療機関へ司法書士を派遣し、その法的支援を行うとともに退院後の住居確保や生活保護制度等の各種支援、関係機関への橋渡しなど多様な機関と密接な連携を図り、再度の企図に揺れ動く「いのち」に寄り添い、途切れずつなぎとめるための支援を行っています。
未遂者の数は自死者数の実に10倍以上と言われ、救急医療施設に搬送された未遂者が、精神的治療や社会的要因を解消するための支援を受けられず退院している実情を踏まえ、医療関係者による適切な介入及び社会的な支援の構築が極めて重要であると指摘されています。
第3回業務研修会
平成25年1月19日(土)午後1時~午後5時30分
福岡商工会議所で第3回業務研修会を開催しました。第1部は、「家事事件手続法、財産管理の実務」 講師は、福岡家庭裁判所家事次席書記官鵜池隆喜氏で本年1月1日施行になった家事事件手続法の解説と家庭裁判所が選任する不在者財産管理人・相続財産管理人の提出書類等の説明と質疑応答でした。第2部は、「司法書士法施行規則第31条業務について」講師は、大分県司法書士会副会長・研修部長工藤克彦氏で平成14年司法書士法改正で31条が制定された経緯と具体的業務内容、附帯業務として法に規定されたことの意義等を講義いただきました。約300名の会員が熱心に受講しました。司法書士は財産管理業務等にも取り組んでいます。(写真は、工藤克彦氏)
年末 生活・労働・困りごと相談会
福岡県司法書士会では初の試みとして、平成24年12月8日(土)12時から15時までの間、浜の町公園にて、ホームレス・ニアホームレス等経済的に困窮されている方を対象に、法律相談、炊き出しや物品配布を行いました。
また、現在のわが国の公職選挙法においては,住民登録をしなければ選挙権の行使ができない仕組みとなっており、ホームレス生活者の方々は、同じ日本国民でありながら、単に家がなく住民登録できないという理由で、選挙権が奪われています。この違憲状態を糾すために、ホームレス生活者の方々を対象に、世論調査を行いました。
11月17日(土)「司法書士事務職員研修会」を開催しました!
平成24年11月17日司法書士事務職員研修会を開催しました。福岡県内の司法書士事務所の事務職員さんだけでなく、九州全域から事務職員さんが参加して3時間40分の研修を受講されました。
第1部は、成年後見制度の概要と執務における留意点(講師安河内肇会員)
第2部は、自筆証書遺言トラブルと公正証書遺言の勧め等(講師岩下透会員)
第3部は、不動産登記に関連した身近な税(講師一瀬篤志税理士)
でした。司法書士会は司法書士だけでなく、事務職員の方々の研修にも積極的に取り組んでいます。
百道公民館で「悪質商法対策講座」を開催しました
2012年10月10日、早良区の百道公民館で福岡西支部による悪質商法対策講座を開催しました。
当日は13名の方々にご参加頂き、高齢の方々が狙われがちな悪質商法についての寸劇と解説を行いました。
一人暮らしの高齢者の自宅に「無料点検」と称して業者がやってきて、高額なリフォームの契約を取り付ける内容の寸劇の様子です。
解説では、訪問販売にあったら、自宅に架空請求の文書が届いたら、といった高齢の方々の身に起こりがちなトラブルについての対処法などを説明しました。
福岡西支部では、青少年や高齢の方々にむけて、悪質商法に関する出張法律講座を積極的に行っています。
興味がありましたらぜひご利用ください。
「ロザンと学ぼうくらしの法律」開催しました
2012年11月4日、司法書士制度140周年記念シンポジウム「ロザンと学ぼう!!くらしの法律」を電気ビルみらいホールにおいて開催しました。
第1部では司法書士の仕事のPRドラマ「滝沢家の人々」のDVDを皆様にご覧になっていただきました。第2部ではロザンのトークショーの後、登記・遺言相続・成年後見・裁判手続・ADRなどの法律クイズを会場参加者全員で解き、楽しく和やかな時間を過ごしました。