渉外登記 メキシコ事情 

 西福岡支部 吉塚正治

「メキシコ」というと、皆さんはどんな連想をされるでしょうかサボテン、ソンブレロ、マリアッチ、テキーラ、アカプルコ…。

 しかし、メキシコには一万人ほどの日系人が住んでいることはあまりご存知ではないかもしれません。「渉外司法書士協会」は昨年世界初の事業として、アルゼンチンに住む日系人のための無料法律相談会を開催し、成功を収めました。それに気をよくしたのか、今年はメキシコでの相談会を開催しました。私は協会一の新人ではありますが、これに勇んで参加してまいりましたので、そのご報告をさせていただきます。

 メキシコの市街

 

 メキシコの首都、メキシコシティは人口2000万人を超える世界最大の都市です。標高1300メートルの高地に在しており、アステカ時代は大きな湖の中に浮かぶ島だったといいます。高地である為に、空気が薄く、アルコールのまわりが早い、眠りが薄い、といった症状が起こるようです。また盆地状をなしており、車の排気ガスなどが溜まりやすいため、空気が悪いようです。

 私達が成田からダラス経由でメキシコシティに向かった日は1998年2月21日でしたが、その日は世界的な悪天候で、福岡から成田にいく便・ダラスからメキシコシティヘ行く便とも、飛行機が遅れてしまい、目的地メキシコシティについたのは予定を非常に遅れ、現地時間で夜中の12時にもなっていました。にも拘わらず日墨協会(日系人の会)の役員の方々が私たちを出迎えてくれました。

 メキシコ通りの人々

 


つづき