公証人のオフィスにて 今回私が訪問した中で非常に興味をもったのは公証人です。前述したように、契約にはすべて公証人の認証が必要で、公証人の守備範囲がひろいとのことです。公証人になるためには、まずアボガドの資格をとり、3年間オフィスで働きます。その内、8ケ月は公証人のオフィスで働かなければなりません。これで、公証人資格の受験資格をえて、さらに2回の試験に合格してやっと公証人となることができるということです。さらに、この試験が毎年あるわけではなく、メキシコシティならば定員230名であり、欠員がでないと試験が行なわれないというのですから相当狭き門といえるでしょう。 メキシコの公証人は裁判をやることはできず、法的なアドバイスだけをすることができるそうです。仕事の中身では商業と民事の仕事が多く、やはり不動産契約書の認証が一番大切であるということです。その他には、銀行のクレジット・会社の設立などの仕事が主になってくるとのことでした。 私達がたずねた事務所は公証人2名、アボガド4名、学生が6人、その他の職員でなりたっているそうですが、大きな事務所では4名の公証人がいるところもあるそうです。契約書は公証人事務所に5年間保管し、その後、経過した契約書を保管する場所に移されるということですが、この契約書は永久保存らしく、膨大な量がありそうです。 |
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公証人オフィス入口のプレート |
最初の移民は榎本武楊が |
メキシコ雑感 元々私は普通の観光旅行で外国に行くことはあまりないのですが、それでも今回のメキシコ行きは変わった旅だったように思います。泊ったホテルはホテル日航、相談会の会場は日系人会の会館、お会いするのは日本からの移民の皆さん、そして、食べる食事はホテルの和食や日系人会の会館内の日本食レストラン、と、なんだか外国に来た気がしませんでした。訪問した事務所などで出される飲み物も、日本茶が出ることが多いのです。しかし、それだけ、日本を離れた移民の皆さんが苦労に苦労を重ねて、現在の状況や地位を築かれたのだなと感じました。 来年「渉外司法書士協会」はキューバで相談会活動をしようという無謀な(?)意見も出ているようです。興味のある会員の皆様、「渉外司法書上協会」に入会されませんか。 |
タコス
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夜ユカタン料理レストランにて
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