シング・チュリ登山記
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舞鶴中央支部 中村 正義
はじめに
私の所属する山岳会が平成12年に創立45周年を迎えることになった。この会では、この周年記念事業の一環として岳人憧憬の地であるヒマラヤ登山を実行することになり1年前から準備を進めた。私達のヒマラヤ登山も平成8年ヤラ・ピ−クU(5,200m)、同10年ナヤ・カンガ(5,846m)に続いて3回目となるので、今回は前2回より少し高い山を目指したいという希望で、二年前にナヤ・カンガに同行したネパ−ルに在住するサ−ダ−(シェルパ頭)のヤンプ−と数回に亘り連絡を取り資料を取り寄せ、また手持ちの資料を検討して私達の力量に応じた山として、4月23日(日)から5月13日(土)まで21日間、ネパ−ルの中央部に位置するアンナプルナ山群の一隅にあるMt.シング−・チュリ(6,501m)を目的の山に選定した。参加者として決定したメンバ−は次のように男性4名、女性2名の登山隊である。
登山チ−ム。隊長・中村正義(62)、一山了(67)、高松伸行(59)
トレッキングチ−ム。副隊長・藤井哲夫(63)、中馬一枝(61)、石内美佐子(60)。
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