LSふくおか後援!大牟田市「成年後見フォーラム」が開催されました!!
成年後見フォーラムが開催されました!
平成31年2月10日(土)、大牟田文化会館小ホールにて、大牟田市地域福祉大会実行委員会主催の「第10回大牟田市地域福祉大会 地域支えあい“絆”セミナー」が開催されました。
セミナーは、第1部の功労者表彰式典から始まりました。地域活動実践者(団体)やボランティア活動者(団体)、特別功労者など、長年にわたって大牟田市内の地域福祉に尽力された方々(団体)が表彰されました。
地域福祉に関心の高い方々の中、今回で7回目となる「成年後見フォーラム」が第2部・第3部で開催されました。
第2部では、小谷みどり氏(一般社団法人シニア生活文化研究所所長)が、「元気なうちに考える『死後』のこと」と題して基調講演をされました。小谷氏は、去年に引き続いての登壇ですが、今回も「リスク分散」を切り口にして「明るい終活」について講演されました。生活するうえで、身体面、経済面などリスクは色々つきものです。リスクを受け入れて備えるには様々な「自立」が大事。特に「生活的自立…自分のことは自分で“する”」と「精神的自立…自分は何をしたいのか・生きがいは何か」を維持することは、人生の楽しみや目的を持って、自分で判断して行動できる、つまりはより良く生き抜くことにつながるとのことです。また、人に迷惑をかけたくないと考えるのではなく、家族に限らず色んな「人とつながる努力」が必要であるとも語られました。
第3部では、「〈寸劇〉どうしよう?預金がおろせない!』が演じられました。施設入所を控えた三池ウメさん(82)が息子夫婦とまとまったお金を引き出すために銀行に出向いたけれども、ウメさんの意思確認ができないために銀行員からは出金を断られた上、「成年後見制度」を利用しないと払い出しはできかねると対応されたため、息子夫婦は成年後見制度について中田司法書士事務所に話を聞きに…というストーリー。寸劇を受けて、成年後見制度はどんな制度なのか、どんなときに利用するのかなど、成年後見制度の概要について大牟田市成年後見センターの竹本安伸センター長(リーガルサポート会員)より説明がなされました。
フォーラムの後には、LSふくおかの会員である司法書士、弁護士、社会福祉士とで4件の相談をお受けしました。
今回のフォーラムも、LSふくおかが後援し、また地元のLSふくおかの会員が準備段階から携わらせて頂きました。今後も、関係機関と連携して積極的に成年後見制度の普及・啓発に取り組んでまいります。
講師の小谷みどり氏 寸劇の一場面(銀行にて)
寸劇の一場面(中田司法書士事務所) 竹本安伸大牟田市成年後見センター長
中田司法書士役:田中達憲氏(LS会員)