[2021/05/12]
「65歳の壁」問題について取材を行いました!
「65歳の壁」問題について取材を行いました
「65歳の壁」という言葉をご存じでしょうか。
障害をお持ちの方が65歳を迎える頃になると、「介護保険の申請をするように」と原則として求められます。これは障害者総合支援法第7条に「自立支援給付は、介護保険法の規定による介護給付のうち自立支援給付に相当するものを受け、又は利用することができるときはその限度において行わない」との規定があるためです。介護保険の適用を受けることによって、65歳を迎えた方は、これまで障害者総合支援法の障害福祉サービスなどを利用していたにもかかわらず、介護保険のサービスに切り替わってしまいます。具体的には、それまで受けていたサービスが受けられなくなったり、急に負担が増えたりすることがあります。
つまり、65歳という年齢が境目(壁)となり「65歳以上の支援を必要とする高齢者」が介護保険、「65歳未満の支援を必要とする障害者」が障害者総合支援法と振り分けられることで、様々な問題が生じており、これが「65歳の壁問題」と言われています。
今回のこの問題に関して、自身も「65歳の壁」問題を直接経験された、障害者の生活と権利を守る福岡県連絡協議会の会長である石松 周さんに取材をさせていただく機会があり、お話を伺ってきました。
石松さんによると、障害福祉サービスと介護保険サービスで似たようなサービスに思えるものでも、実際にそのサービスを利用される方の感覚では大きく異なること、そこに大きな違和感を感じていらっしゃるということでした。
ご自身の体調や、生活環境ではどうすることもできない年齢という壁によって、それまで受けていた支援が受けられなくなったり、まったく別のサービスになったりして、戸惑われる方、悔しい思いをされている方がまだまだ大勢いらっしゃいます。
この問題の根源である「介護保険優先原則」がなくならない限り、問題は解消されないのだと知りました。障害者総合支援法7条が廃止されることこそが、この問題に苦しまれてきた方々の願いなのだと思います。
「65歳の壁」という言葉をご存じでしょうか。
障害をお持ちの方が65歳を迎える頃になると、「介護保険の申請をするように」と原則として求められます。これは障害者総合支援法第7条に「自立支援給付は、介護保険法の規定による介護給付のうち自立支援給付に相当するものを受け、又は利用することができるときはその限度において行わない」との規定があるためです。介護保険の適用を受けることによって、65歳を迎えた方は、これまで障害者総合支援法の障害福祉サービスなどを利用していたにもかかわらず、介護保険のサービスに切り替わってしまいます。具体的には、それまで受けていたサービスが受けられなくなったり、急に負担が増えたりすることがあります。
つまり、65歳という年齢が境目(壁)となり「65歳以上の支援を必要とする高齢者」が介護保険、「65歳未満の支援を必要とする障害者」が障害者総合支援法と振り分けられることで、様々な問題が生じており、これが「65歳の壁問題」と言われています。
今回のこの問題に関して、自身も「65歳の壁」問題を直接経験された、障害者の生活と権利を守る福岡県連絡協議会の会長である石松 周さんに取材をさせていただく機会があり、お話を伺ってきました。
石松さんによると、障害福祉サービスと介護保険サービスで似たようなサービスに思えるものでも、実際にそのサービスを利用される方の感覚では大きく異なること、そこに大きな違和感を感じていらっしゃるということでした。
ご自身の体調や、生活環境ではどうすることもできない年齢という壁によって、それまで受けていた支援が受けられなくなったり、まったく別のサービスになったりして、戸惑われる方、悔しい思いをされている方がまだまだ大勢いらっしゃいます。
この問題の根源である「介護保険優先原則」がなくならない限り、問題は解消されないのだと知りました。障害者総合支援法7条が廃止されることこそが、この問題に苦しまれてきた方々の願いなのだと思います。