[2014/02/23]
大牟田市・成年後見フォーラム
2月23日に大牟田イオンモールにて、大牟田市・大牟田市高齢者障害者権利擁護連絡会主催による成年後見フォーラム「わかりやすい遺言・相続・成年後見~安心な暮らしと大切な人へのメッセージ」が開催されました。去年に続き2回目の開催で、大牟田市内外から世代・性別を超えて124名の方が参加され、大変盛況でした。
第1部では、元公証人の山口佳太氏が「わかりやすい遺言・相続」と題して講演なさいました。公証人を務められた8年間の中でも、特に印象の深かった話を織り交ぜながら、「尊厳死宣言」のこと、「相続」のこと、「遺言」のことを実践形式でわかりやすく説明して下さいました。自分の最期をどのように迎えたいか、自分の財産を残された人たちにどのように贈るのか、自分の思いや考えをきちんと伝える方法の一つとして、公文書である公正証書をどのように活用できるのか、大変参考になった講演でした。
第2部では、リーガルサポート熊本支部の山﨑順子会員と岡村光洋会員とが「成年後見制度の基礎知識」と題して講義されました。岡村会員扮する熊本弁まるだしの少しおちゃめなおじいさんが、認知症である奥さんの病院代を引き出すために赴いた銀行で手続ができない…そんな出来事をきっかけに、「成年後見制度」を知り、その利用を考えていく…という内容の電子紙芝居でみなさんの関心を引き寄せてから、穏やかで丁寧な語り口の山﨑会員が「成年後見制度」についての考え方や利用方法、成年後見人の職務まで幅広い内容について講義して下さいました。
フォーラムの後は、リーガルサポートふくおかの会員である司法書士が、事前予約の相談を社会福祉士と2人1組でお受けしました。今回は、9件の相談が寄せられ、そのうち成年後見に関する相談は2件、相続関係の相談は7件とのことでした。
第1部講師 元公証人の山口佳太氏 第2部講師 LS熊本 山﨑順子会員
第1部講師 元公証人の山口佳太氏 第2部講師 LS熊本 山﨑順子会員