[2012/11/29]
「精神障害・知的障害・認知症に関する研修会」を開催しました。
11月17日に天神クリスタルビルにて、外部講師をお招きし、「精神障害・知的障害・認知症に関する研修会」を開催しました。
精神保健福祉士の渡邉俊一先生には、「精神障害者の理解」と題して、精神障がい者の置かれてきた歴史的背景を踏まえて精神保健医療福祉施策・法律が辿ってきた変遷や、精神障がい者の医療保護入院の見直しへの動き、そして精神障がい者を理解するための各種疾患の特性をお話して頂きました。
次に、障害者支援施設「第二みろく園」施設長の渕上明先生には、「知的障害者の理解」と題して、知的障がいの定義や障がいの判断基準、各種制度といった基礎的事項や、知的障がい者を取り巻く制度の変遷を中心に、入所者のお話を交えながら講義して頂きました。
最後に、医師の小路純央先生には「認知症の理解」をテーマに、認知症の種類とその症状の特徴から、診断方法や治療法まで認知症について幅広くお話して頂きました。
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渡邉俊一先生
渕上明先生 小路純央先生
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それぞれの特性を知り理解を深めることが、精神障がい者、知的障がい者、認知症高齢者の方々と関わっていく上での第一歩であることを改めて感じ入るとともに、各専門家の視点から提示された今後の課題については、成年後見制度の一翼を担う立場として、司法書士も解決に向けて各専門家と協働して取り組んでいかねばならないとの思いに至る充実した内容でした。
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