[2015/05/13]
りーがるーの後見日記
ぼくは、りーがるー。
この4月にぼくは、はじめて後見人となりました。
(エッヘン )
被後見人さんの気持ちのわかる立派な後見人になるのが、
今のぼくの夢なんだ。
やっとこのポケットに入っている“こうけんノート“を
活用する時が来たぞ~!!
今日、さっそく裁判所に行って調べてきたんだ!【point】
えっと、被後見人さんはどんな人だったかな・・・?
忘れないうちに、ノートに書き込まなくっちゃ
お名前は、ふくおか 明太 さん
生年月日 昭和8年12月5日 ・・・4月10日現在81歳の男性。
後見類型は・・・後見・保佐・補助【point】のうち、後見に○を付けて。
そして、介護、障害認定の状況は・・・
えっと、「認知症」【point】って診断名が付いてるね。
なるほど、医師の診断書によれば平成18年頃から、金銭や物品がとられたとの妄想が
出現してきたんだね。
それから徐々に症状が進行して入浴拒否、ご飯を食べる時間もわからなくなっていって
自閉的に・・・
そりゃ、なるよね。
「ものとられ妄想」・・・そんな妄想があるんだ。苦しかっただろうな。
ぼくの知らないことが、まだまだ沢山あるんだね。
なんだか、不安になってきた。
ちゃんと、後見人のお仕事できるかな~。
あ、もうこんな時間だ。続きは、また今度にしよう
【point】りーがるーのワンポイント 1.法定後見制度って!? 判断能力が不十分な方を支える仕組みとして「成年後見制度」があります。詳しくは、こちらをご覧ください。 2.後見事件記録の閲覧謄写請求って!? 後見人に就任しても、その後見人が後見開始の審判の申立人でない場合や、申立ての準備に関与していない場合、後見人は後見開始申立てに至った経緯や事情、申立ての動機、本人の生活状況や、心身の状態、財産状況、そして親族関係などの情報を把握できていない場合もあります。そこで、後見人は、これら本人関わる情報を把握するため、家庭裁判所に事件の記録の閲覧・謄写(書き写す・印刷する)の許可申請をして、家庭裁判所の許可を得て記録の内容を精査することができます。 3.認知症って!? 脳は、私たちのほとんどあらゆる活動をコントロールしている司令塔です。それがうまく働かなければ、精神活動も身体活動もスムーズに運ばなくなります。 認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなってしまったりしたためにさまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態(およそ6ヵ月以上継続)を指します。 「ものとられ妄想」も、認知症でみられる症状の一つです。 認知症を引き起こす病気のうち、もっとも多いのは、脳の神経細胞がゆっくりと死んでいく「変性疾患」と呼ばれる病気です。アルツハイマー病、前頭・側頭型認知症、レビー小体病などがこの「変性疾患」にあたります。 続いて多いのが、脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化などのために、神経の細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなり、その結果その部分の神経細胞が死んだり、神経のネットワークが壊れてしまう脳血管性認知症です。(「厚生労働省」の資料より) |