ベターライフ・ノア21 見学体験記
介護現場で具体的にどのようなことが行われているのかを知るため、平成28年10月29日(土)・30日(日)、飯塚市柏の森にある有料老人ホーム ベターライフ・ノア21様にご協力いただき、見学を行いました。
ホールでの食事では、入所者の運動機能の程度に応じてテーブルが分かれています。職員は、自分が介助している入所者だけではなく、介助を要しない周囲の入所者にも気を配り、きちんと飲み込めているか見ていました。こちらの施設では、食材を細かく切ったきざみ食をやめ、食材の形を維持したやわらか食を提供するようになってから、誤嚥や食べ残しも減ったということです。
シーツと枕カバーの交換は週に1回で、職員が2人1組で各部屋を回り、シーツに緩みが出ないよう、しっかりと固定します。職員は作業をしながら入所者に語りかけてコミュニケーションをとっていました。
おむつ交換も職員が2人1組で回り、起床時・10時・14時・19時・23時・2時にチェックを行い、排尿・排便があった場合に交換をするほか、10時と19時には必ず交換をします。また、皮膚のチェックも同時に行います。おむつチェック表にどのような状況か記号で記入し、入所者の排尿・排便の管理ができるようにしていました。
レクレーションでは、職員と入所者が一緒にカルタを楽しんでいました。レクレーションは日替わりで行われ、車椅子の方や認知症の方も楽しめるように、書道やアートセラピー、健康レクササイズなど多彩なメニューを用意しているそうです。
ホールでの15時のおやつの前には、誤嚥防止のため、童謡「春の小川」の歌に合わせて上半身の体操を行っていました。
今回、一部ではありましたが、介護職員の方がどのような仕事をされているのかを知ることができ、また、入所者が快適な生活を送れるようにいろんな工夫がされていることを実感することができました。