LSふくおか後援!大牟田市「成年後見フォーラム」が開催されました!!
成年後見フォーラム「知っておきたい!終活のあれこれ」開催報告
平成30年2月16日(金)に大牟田イオンモールにて、大牟田市成年後見センターの企画・運営により、成年後見フォーラム『知っておきたい!終活のあれこれ~成年後見制度を通して考える素敵な人生の過ごし方~』が開催されました。このフォーラムも今回で6回目の開催。去年に引き続き平日開催でしたが、定員130名を上回る方が参加され、立ち見が出るほどの盛況でした。
第1部では、『終活をはじめよう』と題し、第一生命経済研究所の主席研究員である小谷みどり氏より講演がなされました。日本人は「ぽっくり死にたい」と望む人が多いとのことです。一方で明日突然亡くなっても大丈夫と死を迎える備えができている人はまずいないのが実情です。では、自分の死の迎え方を準備する=「終活」にはどんなことがあるのか、何に気を付けたらよいのか? 終末期の在り方や尊厳死といった「死の迎え方=生き抜き方」と、葬送や相続といった「自分が死んだ後のこと」を整理してわかりやすくお話されました。大事なのは、自分や周りの人が「元気なうち」に終活についての考えを話しておくことだというメッセージが印象的でした。軽妙なトークで会場の参加者を巻き込みながら、90分あっという間の講演でした。
第2部では、『〈寸劇〉どうしよう?遺産分割ができない』が演じられました。父親が亡くなり相続手続きのことで司法書士に相談に来た娘さん夫婦。司法書士が事情を伺う中で、相続人である母親が認知症であることが分かり、成年後見制度の利用の必要性が……というストーリー。このよくある事例に照らして、講師の中尾哲郎弁護士が、『遺産相続と成年後見』と題し講義されました。「遺産分割」という大事な判断が自分でできない人(本人)を支援するための制度の一つとして「成年後見制度」を紹介した上で、「遺産分割」といった特別なことに限らず、いかなることにおいても本人の意思を尊重して本人のための支援をしていくという成年後見制度の重要な理念について大いに語られました。
最後に、大牟田市成年後見センターの竹本安伸センター長(リーガルサポート会員)より、『成年後見センターの概要』が紹介されました。
フォーラムの後には、LSふくおかの会員である司法書士、弁護士、社会福祉士とで7件の相談をお受けしました。
今回のフォーラムも、LSふくおかが後援し、また地元のLSふくおかの会員が準備段階から携わらせて頂きました。今後も、関係機関と連携して積極的に成年後見制度の普及・啓発に取り組んでまいります。
講師の小谷みどり氏 寸劇の一場面
登場人物①イケメン司法書士 登場人物②元美人(今も)三池ユカリ役の迫さんと
田中達憲氏(LS会員) 登場人物③ちょい悪おやじになりたい三池ヒロシ役の
馬場さん(大牟田市社会福祉協議会)