映画館のポスター

 

 4月25日(日曜日)

朝起きて窓を開けると雪をいただいた山々が見え、一瞬スイスに来たのかと錯覚してしまいそうだった。

ホームページ更新用の新しい写真を撮るため、約7ヶ1月ぶりの街に出てみる。とはいえ前回とりあえずの観光スポットはレポートしたので、今回は特に行くあてもなく、街の変化でもカメラにおさめるつもりで出かけてみる。

ホテルを出て約10mも歩いただろうか。小雪のちらつく寒さにくじけ、部屋に戻ってできるだけ厚着をしてから再び出発。スフバートル広場(北京の天安門広場のような所)をぬけ、国会議事堂に沿って歩くと敷地内で牛が数頭草を食べている。後で聞くと別に観光用ではなく、近くのゲルに住んでいる人の牛で、日中は草を求めて市内至る所に出没するとのこと。

 

 屋台の古本屋。
 日本語の辞書もあった。

 「モンゴル民主化の星」と
 呼ばれた故ゾハグ氏の銅像

 

 街の様子は前回と比べて少し変わり、まずお店が増えた。私有化されたアパートの1階を改造してカラフルな店舗にしている所が多い。それに車の数は確実に増えたが、通行人の数はまだまだ少ない。

お昼近くなり、「モンゴルうどん」という日本語の看板を見つけたので入ってみた。

でもなぜか、それはメニューにはないという。しかたなく、スープにボーズ(肉まんのようなもの)を浮かべて、肉うどんのつもりで食べた。

暖まったところで、再び歩いていると、電卓を持ったおばちゃんに呼び止められた。

両替商だ。大勢の人が青空のもと公然と外貨を売り買いしている。ドルだけでなく、円もあったが、レートはホテルとたいして変わらない。近くには警察もあり、屋外でビリヤードを楽しむ人々がいたり、客集めに声をはりあげる白タクがいたりで、不思議な雰囲気。

 

 トロリーバスの電線が外れる
 たびに運転手が修理する。

 バス停で待つ人々、民族衣装
 デールを着た人もよ見かけた

 

 日用品を売る屋台が並ぶなか、古本屋で日本語の辞書を手にとってみた。

印刷の中国語訳の横に手書きのモンゴル語で書き込みがしてある。最近は日本語を勉強する人も増えつつあるとか。

国立デパートも以前と比べて商品の種類や数が多くなり、にぎやかになっていた。

チンギスハーン通りと平和通りの角にさしかかると、新しい銅像が目についた。

「モンゴル民主化の星」と呼ばれ、首相候補にまでなりながら昨年10月に暗殺されたゾリグ氏の銅像である。このニュースは当時の朝日新聞にも掲載されたのだが、現地で買った英字新聞には4月20日の彼の誕生日に行われた追悼式典の様子が全紙一面トップで出ていた。まだまだ政局は安定しているとはいえないようだ。

 

 日用品を売る市場

 カラフルなケーキ
 約10ドル(人々の給料は
 30〜50ドルとか)

 
 
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