アフィリエイトとは、提携する、仲間になるという意味を持つ、インターネットを利用した広告手法の一つです。個人や企業が運営するホームページ、ブログ、メールマガジン等に広告主の広告を掲載して、それを閲覧した消費者を広告主のホームページに誘導し、商品の購入やサービスの申し込みがあると、そのサイト、ブログやメールマガジンの運営者に報酬が発生するシステムです。
自己のホームページに広告を載せて、その広告商品が売れれば報酬が得られることから、副業で始める人が多いようです。

近頃は特に、業者からアフィリエイトのためのサイトを構築するためといって、多額の初期投資を勧誘する悪質な業者による消費者被害の報告もありますので、注意を要します。
「広告画像をウェブサイトに掲載するだけで簡単に儲かる」などの勧誘を受け、業者との間で、アフィリエイトをするためのウェブサイトとノウハウを購入した場合、業務提供誘引販売取引に該当する可能性があり（特定商取引法第５１条）、その場合は、契約締結書面を受領してから20日以内であれば、クーリングオフをすることが可能です（特定商取引法第58条）。

また、勧誘時に「絶対儲かる」「簡単な作業をすればよい」などと告げられて契約をした場合、「不実告知（重要事項について事実と異なることを告げること）」、「事実不告知（不利な事実を告げないこと）」に該当する可能性があり、これらの場合は、契約を取消すことが出来ます（特定商取引法第５８条の２第１項第１号、第2号）。